本文へスキップ

小児科・内科・呼吸器科・アレルギー科・皮膚科


TEL.0475-52-4885

夜尿症

夜尿症は夜眠っている間につくられる尿の量と、その尿をためる膀胱との大きさのバランスがとれていないために起こります。5~6才を過ぎても月に数回以上おねしょをすることを夜尿症といいます。

  多尿型夜尿症
一晩の尿量が250ml以上ある場合を多尿型といいます。抗利尿ホルモンという尿を濃くして尿量を少なくするホルモンの分泌が夜間に低下しているケースがみられます。

  膀胱型夜尿症
夜間の尿量が少ないのに、膀胱が小さいために夜尿をしてしまいます。おしっこをためる力が弱いのが特徴で、がまん尿量が少ない場合を膀胱型といいます。このタイプは日中もおしっこが近い傾向があります。

  混合型夜尿症
夜間の尿量が多く、膀胱が小さい場合で重症のタイプをいいます。


 T.日常生活でできる対策
   @無理やり夜中に起こさない。
   A水分の取り方に注意:朝・昼に多く、夕方から制限、夕食は早めに。
   B規則正しい生活のリズムを確立。
   C寒さ(冷え性)への対策。
   Dおしっこのがまん訓練。

 U.お泊りのときの対策
  担任の先生に協力してもらうよう、あらかじめお願いする。
   @夜中にほかの子どもに気づかれないよう、そっと起こしてもらう。
   A朝、早めに様子をみてもらう。
    万一失敗していたら、ほかの子どもが起きる前に着替えさせてもらう。
   B一番よく効いた薬を持っていき、内服する。
   C夕方からは水分をあまりとらないようにする。
   Dパジャマのズボンは厚手で濃い色にする。


  <薬物療法
 ー抗利尿ホルモン薬ー
尿を濃くして、尿量を少なくする作用を持つ薬剤で、就寝前に水なしで飲む(薬は口の中に入れると速やかに溶ける)。副作用として水中毒症をきたすことがあるので、内服2~3時間前より翌朝まで飲水は極力避けるようにする。過度に水を飲みすぎてしまったら、その夜は薬を内服しない。
 

  <アラーム療法
パンツに水分を感知するセンサーを取り付けておくと、夜尿の水分を感知してアラームが鳴ります。寝ている間の排尿抑制訓練と考えられています。


おねしょはありふれた子どもの症状です。もし夜尿があったとしても、お子さまやご自分を責めたりしないでください。そして夜尿のなかった日はしっかりほめてあげましょう。
夜尿は「病気ではない」「いずれ治る」「はずかしくて相談出来ない」「かかりつけ医に相談できない」などの理由から様子をみている方が大半ではないかと思います。
一般の方の多くは夜尿の原因はストレスによるものだと思われているようですが、小さい頃から夜尿がずっと続いている子どもは、ストレスが夜尿の原因であることはまずありません。
むしろ適切な指導を受けないまま夜尿が続くことが、本人やご家族のストレスになっているようです。
夜尿はすぐ治るものではありません。早い段階で医療機関に相談して、お子さんに「夜尿症は必ず治る」という自信をつけ楽しい学校生活を送らせてあげたいと思います。

ご相談の際に他人に聞かれたくない方は、待合室に次の患者さまをお通ししませんので事前にお申し出ください。




岸本医院

〒283-0066
千葉県東金市南上宿41−8
TEL 0475-52-4885
FAX